交通事故後の皮膚移植術
2014.09.25
こんにちは、院長の荒尾です。
あらおクリニックは美容医療のみならず、形成外科・皮膚科の保険診療、交通事故や労災の治療も受け付けております。
今日は交通事故後のケガの治療です。
肘の皮膚が壊死している・・・とのことで整形外科からご紹介いただきました。
壊死してしまった皮膚の下には血腫(血の塊)が溜まっておりましたので、
壊死した皮膚を取り除き血腫をしっかり洗浄し、皮膚移植を計画しました。
2週間ほど処置を行い、ポケットが閉じて赤い良好な肉芽が上がってきたことを確認し、
鼠径部から皮膚を全層で移植しました。
画像をお見せしますが・・・
以下の様な画像が出ますので、血や怪我の画像が苦手な方はこのままこのページをそっと閉じてくださいね。
そろそろ出ますよ。
壊死してしまった皮膚は放っておいても勝手には治ってくれませんので、
外科的に切除が必要です。
死んでしまった皮膚なので、痛みはありません。
皮膚の下には血の塊が残っており、これもキレイに洗浄します。
ポケットというのは皮膚の下にできてしまったスペースで、通常はないものですので包帯で少し圧迫しながらくっついてくれるのを待ちます。
良好な状態になったのを確認して、足の付根から皮膚を移植します。
日帰り手術で行いました。
タイオーバー固定を行い、移植した皮膚をがっちり固定して成功率を高めます。
無事に皮膚が着きました。
比較的早く日常生活に復帰できました。
移植した皮膚は、時間とともにもっと馴染んで目立たなくなってきます。
あらおクリニック
院長 荒尾直樹