漢方の処方もしています。 | 横浜市青葉区の美容皮膚科・形成外科あらおクリニック

2017.07.19

 

皮膚科医の山口です。

火曜日の午前、水曜日は終日(最終受付17時30分迄) 

皮膚科外来を担当しております。 

 

私は漢方を二宮文乃先生、山田光胤先生に師事して学んで参りました。 

漢方には種類がたくさんありますが、今回は夏に使いやすいものを一部ご紹介いたします。 

 

①猪苓湯(ちょれいとう)

 一般には膀胱炎の薬と認識されますが、体の中の熱をさばいて皮膚表面の炎症を尿とともに排出してくれる薬ですから、湿疹に応用できます。私は手足の汗疱・イボにも使っています。

 

②黄連解毒湯(おうれんげどくとう) 

 体を冷やす薬で、のぼせを伴う皮膚炎に効きます。子供の鼻血に冷水で飲ませると一発で止まりますよ。 

 

③清暑益気湯(せいしょえっきとう)

 元気をつけることで有名な補中益気湯の夏バージョンです。冷やす生薬は入っていないのに、トータルで体をさまして体力をつけてくれる、夏におすすめの方剤です。バテる前に飲んでこの暑い夏を乗り切りたいものですね。

 

貴重な医療資源である漢方が皆様の健康のお役に立てるよう、日々努力したいと思います。

 

 

あらおクリニック

 

電話:045-983ー4112