【コラム】しもやけ【皮膚科】
2023.01.17
みなさんこんにちは!副院長の大橋です。
いよいよ寒さも本格的になってきました。
最近、“しもやけ(凍瘡)”の患者さまがよくいらっしゃいます。
しもやけと言うのは、手足の末端や耳、頬などによく起こり、皮膚が痛み・痒みを伴って赤~紫色に変化します。
繰り返す寒冷刺激によって、血流がとどこおるのが原因と言われています。
もちろん寒冷を避けて、温めることが重要です。
治療はビタミンE(ユベラ)の内服や外用が効果的で、漢方の当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)なども有効です。
ビタミンEは脂溶性のビタミンで、細胞を守り、毛細血管など末梢(まっしょう)の血行を改善させる働きがあります。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、体を温め熱をつくるのを手助けする作用があります。手足など末梢を温め、冷えによる痛みなどの症状を改善する漢方薬です。
当院では冬場の皮膚症状にお困りの患者さまにもこのような治療を行っております。
冬になるとお肌の調子が悪いとお悩みの方はお気軽にご相談ください。
副院長 大橋洋之(皮膚科)日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
診療日 月・火・水・金・土(午前のみ)