多汗症 汗のお悩み
2024.12.06
汗だくだく💦それって多汗症かも?ご相談ください。
5月に入ってから夏日のような日も増え、いよいよ汗の季節となりました。
手足のひどい汗、服に染みるほどの脇汗。お悩みの方も多いかと思います。
多汗症は治療可能です。ぜひご相談ください。
多汗症はどんな病気?
過剰な発汗が起こっている状態です。手のひら、脇の下、顔面などで起こることが多いです。
全身性のものもあれば、局所性のものもあり、他の疾患や神経障害などによるものもあれば、
原因のはっきりとしない原発性のものも多いです。
遺伝が関係する場合もあります。
ガイドラインでは
「頭部・顔面、手掌、足底、腋窩に、温熱や精神的負荷の有無いかんに関わらず、日常生活に支障をきたす程の大量の発汗を生じる状態」
を原発性局所多汗症と定義しています。
□書類や携帯が湿るほど両手に手汗が出る
□くっきりと汗染みが出るほど脇汗をかく
□足が汗でふやけたり汗で滑るほど足汗をかく
□汗のにおいが気になる
心当たりのある方もいるのではないでしょうか。
多汗症の方は意外と多く、10人に1人が何らかの多汗症に悩んでいるとも言われていますが、
受診率は極めて低いのが現状です。
「体質だから」とあきらめないで、ぜひ皮膚科にご相談ください。
あらおクリニックでの多汗症治療
★保険診療★
外用薬または通院による治療が基本となります。
– 外用薬処方 (エクロック、ラピフォート、アポハイドローションなど)
- イオントフォレトーシス
イオントフォレーシスは液体中で通電することにより発汗量が減少することが報告されたのが始まりです。
電流を通電することにより生じる水素イオンが汗の出口を障害し、狭くさせることにより発汗を抑制するのであろうと考えられています。
治療開始初期には週1回の通院をしていただき、症状が落ち着いてきたら2~3週間おきの維持治療が可能です。1回の治療時間は10分になります。
なお、心臓疾患、てんかん、妊娠中の方などはイオントフォレーシスが使用できません。
★自費治療★
処方された外用薬がお肌に合わない、頻繁に通院できない、毎日のケアが面倒だと感じる方には自費治療がおすすめです。
- 塩化アルミニウム外用(パースピレックス®)
塩化アルミニウムは、角層内の汗管と結合し、発汗の出口を塞ぐことによって、汗を出にくくすると考えられています。
今回、当院では手足用、脇用の2種類を用意しました!
1日1回夜の外用で効果は2~3日続くと言われています。
- 脇ボトックス
脇の汗をかく部分にボトックスを注入することで、汗腺に作用し汗を出す信号をブロックします。
多汗症の原因となるエクリン汗腺から出る汗も、
ニオイのもとになるアポクリン汗腺から出る汗も両方制御できますので、ニオイの気になる方にもおすすめです。
個人差はありますが、約3~6ヶ月ほど効果が持続します。
こちらは30代男性ワキ汗にお悩みのかたの術後(直後)のお写真です。
当院はしっかり効果を出すために広範囲に細かく注入を行っております。
【脇のボトックス治療について】
当治療で用いられる医薬品・医療機器は国内においては薬機法上の承認を受けていないものもあります。医師の個人輸入により導入しています。
□痛み:注入の際に軽い痛みがあります。オプションで麻酔(+3,300)をご用意しています。
□入浴:シャワー・入浴は当日からOK。プールは24時間経過後よりOK。
□禁忌・注意事項:妊娠中・妊娠の可能性のある方はこの施術を受けることができません。
注入後効果が感じられるまで4~5日かかることがあります。
□リスク・副作用:内出血・腫れ(1週間程度)。予想以上に効果の実感が得られないことがあります。
- ミラドライ
多汗症と腋臭症(わきが)の最終兵器!
脇の汗もニオイも気になるけれど、何度も治療したくない!という方にはミラドライがおすすめです。
マイクロ波を照射して、多汗症のもととなるエクリン腺や腋臭症(わきが)の原因のアポクリン腺に十分な熱ダメージを与え治療します。
汗腺のみにダメージを与えるため、傷跡をつけずに治療でき、効果は半永久的に続きます。
詳しくはこちらをご覧ください → あらおクリニックのわきが治療
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