2024.08.19

あらおクリニックでは50歳以上の方を対象に、帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の接種を行っています。
猛暑が続く夏のせいか、免疫力の低下で帯状疱疹のを発症する方が急増しています。
50歳以上の帯状疱疹は神経障害の合併症を引き起こすリスクが高くなります。
長期にわたる強い痛みや皮膚感覚異常など、日常生活に影響を及ぼすほどの厄介な後遺症を残さないためにも、
50歳以上の方は積極的なワクチン接種を強くお勧めします。
  

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、神経に沿って痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じる皮膚の病気です。
日本人の90％が持っている水ぼうそうと同じウイルスが原因で、加齢や疲労、ストレスなどによって免疫機能が低下すると、潜んでいたウイルスが再び目覚めることにより発症します。
発症率は50歳を境に急激に増加し、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。
 
神経を傷つけながら皮膚に向かうこのウイルスは、
皮膚の痛みや違和感・かゆみといった初期症状から始まり、
続けて皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、その痛みは夜も眠れないほど激しい場合があります。
 
帯状疱疹皮膚症状が治った後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛（PHN）ピーエイチエヌ」が合併症として知られています。
これがかなり厄介な合併症で、神経に障害を起こします。
症状や程度は個人差がありますが、「焼けるような」「ズキンズキンとする」「刺すような」「電気が走るような」「鋭く引き裂くような」痛みや、衣類がこすれただけでも痛いほどの皮膚の感覚異常などが起こり、睡眠や日常生活に支障をきたす場合があります。
 

帯状疱疹はワクチンで予防でき、しかも10年間の長期予防効果が確認されているので、
50歳以上で帯状疱疹にかかったことがある方にはワクチンの接種を強く推奨しています。

  

帯状疱疹ワクチン「シングリックス」

 
■　50歳以上の人が接種できます
 
■　2回接種するワクチンです。1回目と2回目の間隔は2ヵ月開けます。（最大でも6ヶ月以内）
 
■　費用（自費）：22,000円　×　2回　合計44,000円
 
■　発症予防効果　50歳以上で97.2％、70歳以上で97.9％
 
■　神経痛予防効果　88.8％
 
■　長期予防効果　10年後でも80％持続
 
■　副反応　局所反応・筋肉痛、発熱など。
 
※アナフィラキシーの既往がある方は接種できません。
 

 
帯状疱疹予防.JP
 
 
帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の接種
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