ニキビの治療~保険診療編~ | 横浜市青葉区の美容皮膚科・形成外科あらおクリニック

2014.06.14

あらおクリニックは、皮ふ科の保険治療も行っています。
 
ニキビ治療には、健康保険が適用されるものがあります。
未治療の方には、まず保険の範囲内での治療をご提案いたします。
 
外用薬(塗り薬)
 
・ディフェリンゲル
 
 
ディフェリンゲルは、毛穴のつまりを改善し、ニキビをできにくくする塗り薬です。
一時的な副反応として、使用部位が赤くなりカサカサし、皮がポロポロ剥けたりする場合があります。これらは通常2週間程度で皮膚が慣れて、赤みも収まりニキビが落ち着いてきます。赤みなどの副反応はコントロールできますし、当院ではお肌にあった処方をしていますので脱落される方は非常に少ないです。また、1ヶ月程度の使用で効果が無いと感じてやめてしまい当院を受診される方がいらっしゃいますが、3ヶ月~半年かけて改善してくるのがディフェリンゲルの特徴です。そのような方に再処方すると、やはり徐々に改善してゆきます。
 
ディフェリンゲルの塗り方:一日一回夜、洗顔後に保湿をしっかり行った後、ニキビが出るエリア全体に塗り広げて下さい。使う量の目安は、人差し指の先端一関節分です。翌朝は通常通り洗顔して下さい。
 
・ダラシンTゲル
 
 
ダラシンTゲルは、ダラシン(リン酸クリンダマイシンの商品名)という抗菌薬(抗生物質)を含んだ塗り薬です。
リン酸クリンダマイシンは、海外でも広く使われている一般的にニキビによく効く抗菌薬です。
赤いニキビは、内部でアクネ菌が増殖している状態なので、アクネ菌に効く抗生物質を使って落ち着かせます。
ダラシンTゲルは、ディフェリンゲルと併用することで単体よりもニキビ改善効果が高くなると証明されています。
 
ダラシンTゲルの塗り方:朝晩二回、赤いニキビの上に乗せるように塗布します。塗るタイミングは、朝は保湿~ダラシン~日焼け止め、夜は保湿~ディフェリンゲル~ダラシンです。
 
内服薬(飲み薬)
 
・抗生物質
赤いニキビが多発している場合、飲み薬を出すことがあります。
一般的にはミノマイシンが多く用いられています。当院では、ファロム・ビブラマイシン・ルリッドなど、症状に応じて薬を使い分け、むやみに長期間の投与はしないようにしています。
 
漢方薬
 
・十味敗毒湯
 
 
この漢方薬には「桜皮」という生薬が含まれています。桜皮には女性ホルモンに似た作用があり、生理前に悪化するアゴ周りのニキビには特に効果的です。ただ「桜皮」を十味敗毒湯に配合しているメーカーは少なく、あらおクリニックではメーカー指定で処方しております。粉が苦手な方には錠剤でも処方できます。「1日2回」の処方もできますので、飲み忘れやすい方にも朗報です。
 
 
排膿
 
 
赤く腫れ上がったニキビは内部で強い炎症を起こしており、放置すると皮膚・皮下の組織が破壊されてクレーターの原因になります。すみやかに内部の膿を外に出すことでニキビ跡にするリスクを減らすことが出来ます。
あらおクリニックでは、CO2レーザーの中でも特に高性能な「シャープラン30C」を使って排膿を行います。

(Co2レーザーによる排膿は保険適用外です。 1箇所¥1,100(税込))
 
 
ニキビは、時期や体調の変化、環境の変化によって年齢を問わず出現することがあります。
治るまで、院長が責任をもって対応いたしますのでご安心下さい!
 
あらおクリニック
院長 荒尾直樹